両側(1足)足首バンド付き靴の中敷き ソフラウルファーOAインソール

you-tubeで期間限定中公開

https://youtu.be/bFmC-mpxJm8

片側の膝が痛む患者さんに痛い方にだけ足首バンド付き靴の中敷きを渡すと「両側につけた方が安定するのではないか？」とよく質問されます。たしかに、片側に痛みのある患者さんもО脚変形は両側にあることが多いです。そこで、僕（戸田佳孝）は、片側に痛みのある患者さんの裸足時の重心動揺（体の横揺れの度合い）を100%とした場合の痛くない膝も含めた両側に足首バンド付き足底板（旧型、室内用）を装着した場合の重心動揺の変化と、痛い方だけに足首バンド付き足底板を装着した場合の変化を比較しました。

32人の片側の膝に痛みのある患者さんの何も着けない時の体の揺れ（重心動揺）を100％として、足首バンド付き足底板を片側に着けた時、靴下に内蔵された足底板を片側に着けた時、足首バンド付き足底板を両側に着けた時でどれぐらい重心動揺が変化するかを調べてました。その結果、両側の足底板を着けた時は靴下に内蔵足底板を着けた時に比べて、統計学的に体の揺れが安定していました。つまり、足首バンド付き靴の中敷きは両側に着けた方がより安定すると考えました（戸田佳孝ほか：症候性変形性膝関節症患者の両下肢に吊り下げ型足底板を装着させる意義―重心動揺性からの考察―.整形･災害外科.53:1064-1068,2010）。

両側をお買い上げの方には、足首バンド付き靴の中敷きの装着法やよくある質問に対して僕（戸田佳孝）が解説したDVDもお付けします。

戸田リウマチ科クリニック院長　大和大学整形外科非常勤講師　戸田佳孝